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2026年4月27日

有料老人ホーム3種類の違いと費用相場|介護付き・住宅型・健康型を徹底比較

有料老人ホーム3種類の基本的な違いを理解する

有料老人ホームは「介護付き」「住宅型」「健康型」の3種類に分かれます。それぞれ提供されるサービス、費用構造、入居条件が大きく異なるため、自分や家族の状況に合った種類を選ぶことが重要です。

2025年時点で全国に約16,000施設あり、そのうち介護付きが約5,000施設、住宅型が約11,000施設、健康型は数十施設と非常に少数です。住宅型が急増しており、選択肢の幅が広がっています。

介護付き有料老人ホームの特徴

都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。施設のスタッフが24時間体制で介護サービスを提供します。介護保険の自己負担は要介護度に応じた月額定額制で、どれだけ介護を利用しても金額が変わらない安心感があります。

看護師の日中常駐が義務づけられており、介護スタッフは入居者3人に対して1人以上の配置基準があります。手厚い人員配置の施設では2:1や1.5:1の体制を敷いています。

住宅型有料老人ホームの特徴

施設自体は住まいと食事・生活支援を提供し、介護サービスは外部の訪問介護事業所やデイサービスと個別に契約します。介護保険の利用は在宅と同じ扱いで、使った分だけ費用がかかる従量制です。

介護度が低いうちは介護付きより費用を抑えられますが、介護度が上がるとサービス利用が増え、介護付きと同等またはそれ以上になることがあります。自分で事業所を選べる自由度の高さが魅力です。

3種類の費用相場を詳しく比較する

費用は「入居一時金(初期費用)」と「月額費用」の2本立てです。立地や設備のグレードによって大きな幅がありますが、おおよその相場を押さえておきましょう。

入居一時金の相場比較

介護付き有料老人ホームは0円〜数千万円と幅が広く、中央値は300〜500万円程度です。住宅型は0円〜1,000万円で、入居一時金0円のプランが増えています。健康型は1,000万円〜数億円と最も高額で、富裕層向けの施設が中心です。

入居一時金0円プランは初期負担がない反面、月額費用が3〜5万円高く設定されることが一般的です。5年以上入居するなら一時金ありのプラン、短期間なら0円プランが経済的に有利になる傾向があります。

月額費用の内訳と比較

介護付きの月額費用は15〜35万円が相場です。内訳は家賃相当額5〜15万円、管理費3〜5万円、食費4〜7万円、介護保険自己負担1〜3万円です。住宅型は10〜25万円ですが、介護度が上がると外部サービスの利用料が加わります。

健康型は月額10〜40万円で、フィットネスジムや温泉などの豪華設備を含む施設が多いため上限が高くなっています。いずれの種類も、おむつ代・理美容費・医療費などの追加費用が別途かかる点に注意しましょう。

入居条件とサービス内容の違い

入居時の条件は施設によって異なりますが、種類ごとに大まかな傾向があります。

対象者と退去条件の違い

介護付きは自立〜要介護5まで幅広く対応する「混合型」と、要介護者のみの「介護専用型」があります。看取りまで対応する施設が多く、入居後に介護度が上がっても住み続けられる安心感があります。

住宅型は自立〜軽度の要介護者が中心ですが、最近は要介護度が高い方を受け入れる施設も増えています。ただし、医療的ケアが必要になった場合や認知症が進行した場合に退去を求められるケースがあるため、退去条件の確認は必須です。

医療体制の違い

介護付きは看護師が日中常駐し、協力医療機関との連携体制が整っています。夜間も看護師がオンコール対応する施設が多く、急変時の安心感があります。住宅型は施設によって差が大きく、医療体制が手薄な施設もあります。

インスリン注射、胃ろう、たんの吸引、在宅酸素、透析後のケアなど、必要な医療的ケアがある場合は、対応可能かどうかを施設ごとに確認しましょう。

自分に合った有料老人ホームの選び方

3種類のどれが最適かは、現在の介護度、今後の見通し、予算、希望する生活スタイルによって異なります。

判断のフローチャート

要介護3以上または認知症がある方は介護付きが安心です。要支援〜要介護2で介護サービスを自分で選びたい方は住宅型が適しています。自立で予算に余裕があり、アクティブなシニアライフを望む方には健康型も選択肢になります。

迷った場合は、介護度が上がったときの費用シミュレーションを複数パターン作成してもらいましょう。入居時点の費用だけでなく、5年後・10年後の想定費用で比較することが大切です。

将来の介護度変化を想定した施設選び

施設選びで最も重要なのは「今」だけでなく「5年後、10年後」を想定することです。入居時は自立や要支援でも、5年後には要介護3以上になる可能性があります。住宅型有料老人ホームに入居した場合、介護度が上がったときの費用上昇を試算しておきましょう。

理想的なのは、同じ敷地内や同じ運営法人が複数タイプの施設を持っているケースです。自立のうちはサ高住、要介護になったら介護付き有料老人ホームに移るという「住み替え型」のサービスを提供している法人もあります。入居前にそうした選択肢の有無を確認しておくと安心です。

有料老人ホームの情報収集には、民間の施設検索サイト(LIFULL介護、みんなの介護など)が便利です。エリア・費用・入居条件で絞り込み検索でき、口コミや写真も確認できます。資料請求は無料なので、候補を5〜10施設に広げてから見学先を3施設に絞る流れがおすすめです。

有料老人ホーム選びに関するよくある質問

Q. 入居一時金は退去時に返金されますか?

入居一時金には「初期償却」と「月額償却」の仕組みがあります。入居時に20〜30%が初期償却され、残額は5〜10年かけて毎月償却されます。償却期間内に退去した場合は未償却分が返金されますが、初期償却分は戻りません。短期退去のリスクを考え、契約前に償却スケジュールを必ず確認しましょう。

Q. 住宅型から介護付きへ転居できますか?

同じ運営法人が両方の施設を持っている場合、転居がスムーズなことがあります。ただし新たな入居一時金が必要になるケースが多いため、最初から「将来の介護度上昇」を見据えた施設選びをおすすめします。

Q. 体験入居はできますか?

多くの有料老人ホームで体験入居を受け付けています。1泊2日〜1週間程度が一般的で、費用は1泊5,000〜15,000円程度です。食事の味、スタッフの対応、他の入居者の雰囲気、夜間の静けさなど、見学だけではわからない点を確認できます。契約前に必ず体験入居することをおすすめします。

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