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2026年4月18日

介護施設8タイプの特徴・費用・入居条件を一覧で比較|施設選びの完全ガイド

介護施設の全体像|公的施設と民間施設の違い

介護施設は大きく公的施設(4種類)と民間施設(4種類)の8タイプに分類されます。公的施設は費用が比較的低く入居条件が厳しい傾向があり、民間施設は費用が高めですが選択肢が豊富です。それぞれの特徴を理解して、最適な施設を見つけましょう。

全国の介護施設数は合計約45,000施設で、入居定員は約170万人に上ります。施設の種類によって提供されるサービスの内容が大きく異なるため、「どんな介護が必要か」を軸に選ぶことが重要です。

公的施設4タイプの概要

①特別養護老人ホーム(特養)は要介護3以上の方が長期入居する施設で、月額5〜15万円と最も低コストです。②介護老人保健施設(老健)はリハビリと在宅復帰が目的で、入所期間は原則3〜6ヶ月、月額8〜15万円です。③介護医療院は長期の医療的ケアが必要な方向けで、月額8〜15万円です。④ケアハウス(軽費老人ホーム)は自立〜軽度の要介護者向けで、月額6〜17万円です。

公的施設はいずれも入居一時金が不要で、低所得者向けの費用軽減制度が充実しています。

民間施設4タイプの概要

⑤介護付き有料老人ホームは24時間介護体制で月額15〜35万円、入居一時金0〜数千万円です。⑥住宅型有料老人ホームは外部介護サービスとの組み合わせで月額10〜25万円です。⑦サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)はバリアフリー賃貸で月額10〜20万円、敷金のみです。⑧グループホームは認知症対応の共同生活で月額15〜30万円です。

民間施設は施設ごとの個性が強く、設備やサービスのバリエーションが豊富です。見学して比較検討することが特に重要です。

8タイプの費用・入居条件・サービスを詳しく比較

各施設の主要項目を比較します。自分や家族の状況に照らして、候補を絞り込みましょう。

費用面の比較

月額費用が最も安いのは特養の多床室(月額5〜8万円)です。次いでケアハウス(6〜12万円)、老健(8〜15万円)、介護医療院(8〜15万円)の公的施設が続きます。民間施設ではサ高住(10〜20万円)と住宅型有料(10〜25万円)が比較的手頃で、介護付き有料(15〜35万円)とグループホーム(15〜30万円)がそれに続きます。

入居一時金が必要なのは主に介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームで、0〜数千万円の幅があります。その他の施設は入居一時金が不要か、敷金程度です。

入居条件と対象者の比較

要介護度の条件は施設によって大きく異なります。特養は要介護3以上、グループホームは要支援2以上かつ認知症の診断が必要です。老健・介護医療院は要介護1以上、介護付き有料は施設によって自立から受け入れるところもあります。サ高住は60歳以上であれば自立でも入居可能です。

認知症の対応力にも差があります。グループホームは認知症専門施設のため最も対応力が高く、特養も認知症対応に力を入れています。サ高住は施設による差が大きく、認知症の受け入れに消極的なところもあります。

施設選びのフローチャート

多すぎる選択肢を効率よく絞り込むために、4つのステップで判断しましょう。

ステップ1〜2:介護度と予算で絞り込む

まず要介護度で対象施設を絞ります。自立〜要支援ならサ高住・ケアハウス・健康型有料。要介護1〜2なら住宅型有料・サ高住・グループホーム・老健。要介護3以上なら特養・介護付き有料・老健・介護医療院が候補です。

次に月額予算で絞ります。月額10万円以下なら特養・ケアハウス。10〜20万円ならサ高住・住宅型有料・老健・グループホーム。20万円以上なら介護付き有料を含む全施設が選択肢です。

ステップ3〜4:医療ニーズと立地で最終決定

医療的ケア(たんの吸引、胃ろう、インスリンなど)が必要な場合は、介護医療院・介護付き有料が適しています。認知症ケアが最優先ならグループホームが最適です。リハビリで在宅復帰を目指すなら老健一択です。

最後に立地条件(家族の通いやすさ、かかりつけ医との距離)で候補を絞り、3施設以上を見学して最終決定しましょう。

地域密着型サービスと広域型サービスの違い

介護施設には「地域密着型」と「広域型」の区分があります。地域密着型は施設所在の市区町村に住民票がある方のみ利用できます。グループホーム、地域密着型特養(定員29人以下)、小規模多機能型居宅介護がこれに該当します。広域型は住所地に関係なく利用でき、通常規模の特養、老健、有料老人ホームなどが含まれます。

地域密着型サービスは小規模で家庭的な雰囲気が特徴ですが、住民票の制約があるため、家族の近くの施設に入居したい場合に住民票の所在地が障壁になることがあります。施設選びの際には、まず希望する施設が地域密着型かどうかを確認しましょう。

情報収集に役立つツールとウェブサイト

施設探しには「介護サービス情報公表システム」(厚生労働省)が便利です。全国の介護施設をエリア・種類・サービス内容で検索でき、各施設のスタッフ数、サービス内容、料金などの詳細情報を確認できます。民間の施設検索サイト(LIFULL介護、みんなの介護など)も情報量が豊富で、口コミや写真が参考になります。

施設の種類が多くて迷った場合は、ケアマネジャーや地域包括支援センターの相談員に「うちの親の場合、どのタイプの施設が合いますか?」と率直に聞いてみましょう。専門家の経験に基づいたアドバイスで、効率的に候補を絞り込めます。

介護施設選びに関するよくある質問

Q. 施設の入居待ちをしながら別の施設に一時入居することはできますか?

はい、可能です。特養の待機中に老健やサ高住、有料老人ホームに入居し、特養の順番が来たら転居するという方法は一般的です。老健は3〜6ヶ月の短期入所が基本なので、待機期間の橋渡しとして活用されることが多いです。

Q. 施設の「第三者評価」はどこで確認できますか?

WAM NET(福祉医療機構のサイト)で第三者評価の結果を閲覧できます。また、厚生労働省の「介護サービス情報公表システム」でスタッフ数や研修実績などの基本情報を確認できます。ただし掲載情報は施設の自己申告も含まれるため、見学での確認が最終判断になります。

Q. 入居後に施設を変えることはできますか?

転居は可能です。「思っていたのと違った」「介護度が変わってサービスが合わなくなった」「家族の転居で面会が難しくなった」などの理由で転居するケースは珍しくありません。ケアマネジャーに相談し、新しい施設を探しましょう。ただし入居一時金の償却には注意が必要です。

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